ページ外要因のテクニックは、先にも述べたように自分のホームページに向けてどのようにしてリンクを貼ってもらうか?ということが全てです。このときに大切になってくるのが「誰がどのようなリンクを貼ってくれているか」ということです。
第三者が自分のホームページにリンクを貼ってくれるということは、その第三者が自分のホームページへ投票してくれたということを意味します。それが優良(ページランクの高い)サイトであれば効果は倍増します。ページランク1のサイトの投票が1票だとしたら、ページランク5のサイトの投票は5票という感じです。しかし、ページランクが高いからといっても、リンクを貼ってくれているページから他のサイトに向けて100本以上ものリンクがある場合は効果は半減してしまいます。ですから外部リンクの少ないサイトというのも効果的といえます。いずれにしても量と質の両方が必要となってきます。
第三者からの被リンク(アンカーテキスト)はキーワードとしてカウントされます。そのためリンクを貼ってくれているサイトがどのようなアンカーテキストかによっても影響されてきます。被リンクにキーワードが組み込まれていれば良いのですが、組み込まれていない場合はあまり意味を持ちません。たとえ組み込まれていなかったとしても自分で修正することはできないので、一応その意図を伝えた後は、第三者の意思にお任せするいかありません。ですから、タイトルにはキーワードをしっかり埋め込んでおきましょう。
また、同一サイト(自分のサイト)からのアンカーテキストもカウントされることを覚えておきましょう。唯一の「ページ外要因」で自分で操作できる範囲です。しっかり全てのページにTOPページへのリンクを貼ることは効果的です。
第三者からの質の良い沢山のリンクを貼ってもらうことにより、自分のサイトが検索エンジンに優良サイトとして認識されるといわれていますので、皆さんも自分なりに考えながら被リンク数を増やしてみて下さい。
※補足
被リンク数に関して最近では、自動リンク集への登録や過度の相互リンクなどは逆効果との声もありますが、その真意はYSTやGoogle、MSNといった各検索エンジンのアルゴリズムを完全に熟知している人(製作者)にしかわかりません。
被リンクについて少し説明させていただいたので、相互リンクのSEO対策的な意味についても簡単に説明させて頂きます。
私もそうでしたが、ホームページ作りを始めたばかりの人にとって、相互リンクは相手からの訪問者を得るためにすると思っている人は多いのではないでしょうか?実はこの相互リンクにはもう一つ重大な役割があります。ここではそのことについて説明しようと思います。
よく相互リンクの条件としてページランク?以上としているサイトを見かけませんか?実はこれが相互リンクの本当の意味を物語っています。こういう条件を出しているサイトは相互リンクの質にこだわっています。ではなぜ質にこだわるのか簡単に説明すると、こういった条件を出しているサイトは被リンクの重要性にこだわっています。
被リンクとはそのページ以外のページからのリンクのことです。相互リンクで言うところの相手からのリンクのことです。この相手からのリンクがなぜ重要になるかというと、Googleはページを格付けする基準としてこの被リンクを重要視して検索結果を変動させていると言われているからです。
ちょっと難しくなってきてしまったのでわかりやすく説明するとこういうことです。各ページには他のページに対する投票権があります。投票の仕方はリンクでします。この投票数の多いサイトが検索エンジンに重要なサイトと位置づけられて検索エンジンの上位に表示されます。だからみんな検索エンジンの上位表示を狙って相互リンクして投票数を上げるのに頑張っているのです。これが相互リンクの本当の理由です。
ではなぜページランクにこだわるのか?これは各ページごとに投票の質が違うからです。
ページランク | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
投票数(例) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
※この数値はあくまで例であって実際の数値とは異なります。 |
このようにページランクが上がるにつれて投票数も上がっていくと言われています。例えばページランク0の場合の投票数は1なのに対して、ページランク10になると投票数が11となり10票も多く投票したことになります。だからページランクの高いたくさんの投票権の持った人になるべく多くリンクしてもらうために、ページランク?以上としているのです。
ここで補足として言っておきたいことがあります。相手のページランクが高いからといって必ずしもたくさんの投票権を持っているとは限りません。というのはページ内のリンク数の多いサイトはページランクが高くてもあまり効果を発揮しないと言われています。1ページのリンク数は大体100までが妥当なところです。これを超えてしまうとページランクが高いサイトであっても効果的ではないといえるでしょう。また逆にページランクが低いサイトであってもリンク数の少ないサイトは効果的な場合もあります。
その他、近年は、サイトの関連性も検索エンジンは重要視していると考えられています。キーワードの関連性を検索エンジンは把握していると考えられるので、自分のサイトとマッチしたサイト選びも重要な要素の一つかも知れません。
こんなことを踏まえたうえで相互リンクしてみて下さい。ちなみにページランクはGoogleにおけるサイト基準なので効果が出たとしてもGoogleでしか発揮されません。YSTやMSNは他のアルゴリズムを持っていると思います。
また、補足として、近年、Googleにおいてコンテンツの少ないページではページランクが高くならないという傾向も出ており、よりページランクの価値が上がっていると思われます。