検索エンジンにはYahoo!JAPANやDMOZなどの「ディレクトリ型」とGoogleやYST(Yahoo!)、MSNなどの「ロボット型」があります。これは別のものだと思っている方もいるかもしれませんが、実際には検索エンジンは両者を兼ね備えています。
例えば、検索エンジン名がYahoo!JAPANだとしたら、ディレクトリ型はYahoo!JAPAN、ロボット型はYST。検索エンジン名がGoogleだとしたら、ディレクトリ型はDMOZ、ロボット型はGoogleというように検索結果を両者から探し出してきます。検索エンジンにはディレクトリ型とロボット型のこのような関係があります。しかし、ディレクトリ型とロボット型には大きく違う点もあります。
ディレクトリ型はエディタと呼ばれる人の審査により合格したサイトのみが登録され、ロボット型に比べ登録サイト数は少ないですが、内容の質は高いです。
ロボット型は世界中のサイトを一般的に「スパイダー」や「クローラー」と呼ばれているロボットが自動巡回してサイト情報を持ち帰り登録してくれるため、ディレクトリ型に比べ登録サイト数が多いです。また、ロボットが処理している分人間が処理しているディレクトリ型に比べ処理能力が早く割りとタイムリーな情報提供となります。
このようにディレクトリ型とロボット型の違いはわかってもらえたと思います。しかし、一番の違いはもうひとつあります。それはディレクトリ型はSEO対策の対象外だということです。SEO対策はロボット型の検索順位を上げる作業だということを覚えておいてください。
では、ディレクトリ型検索エンジンの役割はなにかというと、一つはディレクトリに登録されたことによって検索順位を優先してくれる傾向がある検索エンジンがあるということです。もう一つはディレクトリへの登録で有力サイトからの被リンクを得られるので検索順位を上げられる可能性が高いということです。このようにディレクトリ登録はロボット型検索エンジンの検索結果に大きく影響してきます。